羽毛布団&羽毛肌布団のウォッシャブル仕様は損?得?

新型コロナウイルスによる自粛要請も解除され、季節も暖かくなってきました。

これから汗ばむ季節が近づくと、お布団の丸洗いやご家庭での洗濯をしたくなってきますよね。

羽毛布団や、羽毛肌布団もウォッシャブルがお得と、お選びになる方も多いでしょうね。

羽毛本来の暖かさと着心地の気持ち良さと、ウォッシャブルは相反する性能になります。というのは、羽毛は一旦水に濡れると、乾燥に時間が掛かり、湿気が少しでも残った状態では、臭いは出てくることが有り、羽毛の水洗いには注意が必要なのです。

そこで、水洗いし易い羽毛にすると、

  1. )がわ生地は乾燥の早いポリエステル100%生地を使用。
  2. )詰め物羽毛は、グレードを落として、主にダックダウン50%~70%を使用。
  3. )詰め物羽毛の量も0.25kg~0.3kg程度。

これはまさにダウンケットと呼ばれるアイテムです。

この点から考えても、通常の羽毛布団で、ウォッシャブル仕様では、中綿羽毛のグレードに期待はできないわけです。

ダウンケットを選ぶならともかく、羽毛布団にウォッシャブル仕様を求めるより、カバーを必須で使用して、できるだけ頻繫にカバーを洗い替えることで、カバーに付いた汚れが、羽毛布団がわ生地に移らないで、いつまでも新品のような羽毛布団を維持することができます。