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くたばれ!悪徳商法 アーカイブ

2001年05月03日

寝具選びの参考に、このページがすこしでもお役に立てば・・・

私たちの素朴な願いは、幸せな一生。
その幸せを支える、もっとも大切なものの 一つが健康です。
世界でたった一つしかなく、取り替えの出来ない私の身体。
その健康を支える、とても大切な寝具です。

販売力が正義。売上高のみが力。とばかりに、徹底した訪問販売での、法外ともいえる高値販売。
後を絶たない、催眠商法。
一方では、かたちだけ寝具という、粗悪寝具の氾濫。

 このように、寝具の流通は、日本国内において、最も後進的な産業という現状です。

私たちの毎日の、健康な暮らしにとても大切な、寝具選びの参考に、このページがすこしでもお役に立てばと願っています。

2002年01月15日

高値訪問販売の責任の一端は専門店にもあり?

同業者の新年宴会でのこと。ある大きなお店の先輩社長に絡まれました。
「おまえはよく羽毛布団の中綿がとうとかこうとか、説明をしてるらしいけどそんな馬鹿なことは止めろ。布団の売り方は、広げて、『いい柄でしょう。触って下さい。気持ちいいですよ。暖かいですよ。』これ以上説明は必要ない。みんなが困るだけだから止めろ。」
本当にこれでいいのだろうか?布団の悪徳商法や、無茶な高値訪問販売の責任の一端は専門店にもあり?

2003年03月21日

市販羽毛布団70%が偽表示!

本日発行、寝装リビングタイムズのトップニュースから。
日羽協の羽毛布団試買テスト結果を発表。
羽毛布団中綿表示はグースなのに、何とダック100%。しかも17点中12点に問題あり。
違反再犯メーカーには、ラベルの発行無期限停止。
以上記事見出しから抜粋。以下店長の独り言。
いまや、食品の品質表示のごまかしが注目されるようになってきたけど、寝具の品質表示のうそは、以前から業界では言われ続けてきた事。この日本の後進性はどこまで根が深いのだろう。今回でも違反メーカー名と販売業者を公表すべきだと思うけど、皆さんはどのように思われますか?
こうした現状に対抗して、当店では国内トップメーカー5社を中心に羽毛布団の品揃えしていますが、このこだわりが中々理解されないのが現実です。

2003年06月10日

寝具専門店の販売シェアが10%

大阪西川OT21会総会に参加
懇親会の席で、旧知の大阪西川K常務と同じテーブルになりました。
K常務の衝撃的な話。
「日本国内における寝具専門店の販売シェアが10%強になってしまいました。」
あとは、通販や量販店、無店舗販売に取られているとの事。専門店向け商品ばかりでは生き残れないので、量販店向けの商品を西川マークをつけて、どんどん生産しているとの事です。
つまり、逆にいえば西川マークをつけた量販店用の寝具が大量に出回っているということです。西川マークさえ付いていればとの認識はもう過去のもの。(でも、西川には偽表示はありません)
最後に、創業435年を越した大阪西川も440周年が迎えられるか?と危機感をもって営業しているとのお話が、今の寝具業界を端的に言い表して、とても衝撃的で飲んでも酔えない一夜となりました。

2003年11月22日

粗悪羽毛を一目で見分ける法

『粗悪羽毛を一目で見分ける法』その後

推奨メーカーのある営業担当者との会話
私 「一般消費者には『羽毛ふとん中綿が1.5?以上だと粗悪羽毛ですよ』と話しているんです。」
担当者 「こだまさん。いまはもう粗悪品メーカーはそれを読んでて、中綿を多く入れても1.3?以下と表示し始めていますよ。」
私 「それだとふとん全体が、重くなるじゃないですか。」
担当者 「羽毛中綿の重さなんて、専門店の特に研究熱心な人が分かるぐらいで、一般の方にはわかりませんよ。それに側生地の重さですと逃げられますから。」
私 「・・・・・・・・・」
担当者 「どっちにしても粗悪品メーカーとはいたちごっこですよ。」
私 「・・・・・・・・・」(ため息)

2003年12月26日

アイダー羽毛の話

アイダー羽毛の話
二日前、山甚物産の担当者Nさんが本年最後の挨拶にお見えになって、アイダー羽毛の話になりました。
Nさん「今、日本ではアイダーダウンの入っていないアイダー羽毛布団がたくさん出回っているんですよ。」
私「それって、摘発されないんですか?」
Nさん「真綿メーカーでなくても、○○真綿という会社があるように、アイダーという言葉を羽毛布団のイメージとして、○○アイダー羽毛布団とかアイダー○○羽毛布団という商品名をつけても誰も文句が言えないんです。」
私「でも買う人はアイダーダウンが入っている羽毛布団として、買うじゃないですか。」
Nさん「もちろん売っている人はそれが付け目ですよ。」
☆☆ 皆さん、こんなんて有り・・・・・☆☆

2004年02月13日

ふとんの偽表示

今仕事中ですが、ムチャクチャ腹が立っています。
というのが、ふとんの偽表示でです。

お買い上げのお客様から,下取として引き取ったお布団の表示がウールふとんとなっているので、軽い気持ちで念のため二つに裂いてみました。

と、中から真っ白しきれいな綿が出てきたでは有りませんか。これってどういう意味だと思いますか?

真っ白いきれいな綿とは、合繊綿のことです。

一般によく勘違いをされているのが、真っ白い綿は良い綿という感覚ではないでしょうか。
最近の、中空糸綿やダクロン綿を除いて、従来の合繊綿は安物の綿と言っていいものです。
天然の木綿綿、ウール綿はきれいなナチュラルのキナリつまりきれいなアイボリー色をしています。
(羽毛のホワイトダウンは真っ白です)

このふとんでお休みになっていたお客様は、調湿保温に優れたウールふとんとはこんなものだと思いながらご使用になっていたのでしょうね。きっと。
高いお金を払いながら・・・・。

こうしたあまりに多い実例に出会うたび、血圧が上がっています。
          タマおじさんでした。

2004年02月18日

やすくていい羽毛布団

カナコさんよりお問合せ

『母に羽毛布団をプレゼントしたいので、やすくていい羽毛布団を教えて下さい。』

とのことでした。

ボクが嬉しくなっても仕方ないのですが、なぜか幸せな気持ちに浸ることが出来ました。

お奨めした羽毛布団をプレゼントなさったのですが、ふっと大切な原点を教えられたような気がしました。

『やすくていいふとん』

この素朴で当たり前の事が、一番むずかしい日本の寝具業界を顧みたとき、この様な真心を踏みにじる事があまりに多い現状が、とてもやりきれなくなりました。

市販の羽毛布団の70%が偽表示。
ごまかし放題。
あまりの高値販売。

優良メーカートップ5社や、協同組合などで、健全化の対策が色々練られているようですが、いたちごっこで効果が出ていないのが実情です。

最も後進的な、寝具業界の常識とタマおじさんは断固戦います!

 さあ、勇気を出して前進!また前進!

2004年03月02日

☆☆悪徳商法はキャンセル料狙い?

「7万円で決着ついたよ。」

同級生が切り出しました。

その友人のお母さん、といっても70代後半のおばあちゃんが、最近、悪徳商法の被害にあったのです。

半月ほど前のある日、家族全員が出かけ、そのおばあちゃん一人で留守番をしていました。
普段しっかりしているおばあちゃんです。

天気がいいので家の周りを掃除していた時、スーツをきれいに着こなした、スラッとしたイケメンの若者が通りかかりました。

「おばあちゃん。精が出るね。家の人は掃除してくれんの?」

「みんなで出かけとるから、私が一人で掃除しょ?るんよ。」

「おじいちゃんはどうしとってんね。」

「主人はもう5年も前に死んだんヨ。」

「それは申し訳ないことを聞いてしまったね。お詫びに仏壇に線香をあげさせて貰っていいかな?」

そのおばあちゃんは、いまどきなんて殊勝な若者だろうと仏間に上げ、お茶まで用意しました。

世間話になり、若者は赤ちゃんを抱いた若いお母さんが写った携帯の待ち受け画面を見せます。

「この子が僕の娘だけど、かわいくて、大きくなっても絶対に嫁には出したくないんです。」

「うちの孫娘も、そう言いながら結局みんな嫁に出てしまって、大きゅ?なったらそういうわ
けにはいかんのヨ。ところで、あんたは何の仕事をしょ?てんネ。」

すっかり打ち解けたおばあちゃんが聞くと

「ここらのお店には置いてない、ちょっといい寝具をみんなに見てもらう仕事をしてるけど、おばあちゃんも、買わなくていいから、見るだけ見てくれませんか。」

「見るだけじゃったらええヨ。」

若者が、表に向かって合図すると、ムートンシーツ、羽毛布団、他の品々を抱えた別の男が入ってきます。

色々、訳のわからないまま、説明をして
「これだけ全部だと百万円以上するけど、今だけのキャンペーンでおばあちゃんなら、月々一万円の60回払いでいいヨ。」

と、半ば強引に契約書に判を押させます。

「どこにしまうの。押入れに入れておいてあげるから。」

と、押入れに商品をしまってしまいます。

家族が帰ってきても、留守中そんな事があったとは、つゆしらず、にぎやかな会話でおばあちゃんもすっかり忘れてしまっています。

半月ほどして、最初の請求書が郵送されてきてから、家族が大騒ぎ。

もう、クーリングオフは出来ません。

警察や県生活相談センターなどに相談して、強硬に会社と交渉して、やっとキャンセルできたその決着の解約料が7万円ということです。

全て返品して、7万円払うのです。

いい商売と思いません。

原価ゼロで7万円の売上。

友人は
「値打ちのないふとんに、60万円払い続けることを思ったら助かったよ。」
と、とても喜んでいます。

まじめな商売を、むなしく感じるこの様な事例を何度見たことでしょう。

2004年03月03日

寝具騙しの手口

寝具に限らず、騙しの手口の一つが最近わかりました。

まず、本物の説明を丁寧に、熱心にする。そして後からさりげなく、お買い得品を紹介する。
もちろん本物の名前をもじった商品名になっています。本物との関係には一切触れませんが、お客様は完全に、その本物のお買い得品と勘違いしています。

《ネットサイトで見た一事例》
羽毛布団世界最高級品、アイスランドアイダー羽毛布団の素晴らしさを、とても丁寧に、熱心に紹介しています。メーカー希望小売価格で百万円以上する商品です。
そのすく゛あとに、○○アイダー羽毛布団が十万円程度で紹介されています。その品の中綿の説明はなぜか、詳細ではありません。側生地は西川などのメーカー品では、実売3?4万円程度の羽毛布団側生地です。でも消費者から見ると文字で表示されると、とてもいいものに見えてしまいます。
この様な事例に出会うたび、なにか、自分の方が世の中からはみ出している様な錯覚に陥ります。

2005年03月05日

北朝鮮の拉致問題から、アサリの偽表示販売が明るみに?

今、盛んに北朝鮮に対する経済制裁の話題が巻き起こっています。
経済制裁の効果を確認する為に、北朝鮮から日本国内に、輸入される水産資源の販売状況を追跡調査したところ、日本国内の総消費量の6割のアサリが、北朝鮮から輸入されている事がわかりましたが、店頭販売品の中に、北朝鮮製の表示のものは、一点も無かったと新聞報道にありましたよね。

これってどこでどうなってるの。

似たようなことが、寝具でも有りましたね。
抗アレルギー寝具の代名詞、デュポンの『ホロフィル2』が、うたい文句である4穴中空糸ではなく、どこにでもあるただの1穴中空糸だったと、業界向けに公表がなされたのが昨年11月。ただちに記者会見を開いて公表し、謝罪すると聞きましたが、その後、何もなかったかの様に。

これがどこでどうなったのか、メーカー担当者といろいろ話をするなかで、どうもデュポン(インビスタ社)も、国内各寝具メーカーも、公表する気でいたら、大型量販店のグループから、かつての西友ストアの大混乱を想起して、ストップがかかった様なのです。

後、半年程度で、中空4穴『ホロフィル2』の供給が可能なので、それまで何も聞かなかった事にしよう。と、でも言うのでしょうね

何か最近釈然としないタマおじさんなのです。

2005年04月02日

北朝鮮産アサリ、やはり不正表示

拉致問題に端を発した、北朝鮮産農水産物の追跡調査から、やはり北朝鮮産のアサリが、『熊本産』、『有明産』と表示されていたと、発表されました。

不正に拘わっていた業者にとっては、『売り易さ』から、この程度の事は何でもない事だし、それに表面に出る事はない筈だったのでしょうね。

それが、自分たちには関わりないと思っていた『拉致問題』という政治問題から、全てが明るみに出る事になってしまいました。

『天網恢々疎にして洩らさず』という、古くさい言葉が思い出されます。

この世の悪事を取り締まる天の網はとても粗く、抜け道だらけの様に見えて、実はいつかどこかで必ず暴かれてしまう、との教えと聞かされた事があります。

最近の某コクドの会長を始め、地位も名誉も、財産も権力も有りながら、年老いて留置場に繋がれた人の、なんと多い事でしょう。

それにしても、羽毛布団の中綿偽表示問題と、暴利悪徳訪問販売が後を絶ちません。

ハンガリーやポーリッシュグースダウンと言いながら、実は中国ダックダウンという類のものが市販の7割。

羽毛布団の価格の秘密

判っていながら改善される様子は全くありません。

この問題も、いつか必ず解決できると信じ続けるタマおじさんです。

2005年08月23日

ネット詐欺被害に会わないコツ


またまた駆けめぐる、ネット詐欺被害のニュース。
内容を見てると、やはり同じパターン繰り返しですね。

*?*?*?*?*?*?*?*?*?*?*?*?
舞台はネットオークション。
最初の内は、出品者評価を上げる為の出血販売。

取引が膨らんだ途端の、偽装倒産。
*?*?*?*?*?*?*?*?*?*?*?*?

いつも感じる事は、ネットだから特別おいしい話が転がっているという消費者の錯覚。
もちろん、この錯覚でネットオークションは発達してきたのかも。

『山のあなたの空遠く、さいわい住むと人の言う。』

昔、教科書に載っていた詩の一節ですが、山の彼方には危険がいっぱい。

私が取り扱う寝具でも、市販羽毛布団の70%が偽表示品というのは氷山の一角。
説明だけ立派な、悪徳詐欺まがいの業者が溢れかえっています。

第一、常識から言って、新製品の電子機器が、市価の半額販売を継続できるなんて、あり得る訳がないと思うけど。

■ネットショップを運営する、私の経験から、ネット詐欺に遭わないコツは?

*?* 出品者が、キチッとした販売会社かどうか見極める。 *?*

一番のポイントは、ネット販売でクレジット販売やコンビニ後払いの仕組みを持っている販売会社かどうかという点です。

ネット上でクレジット販売やコンビニ後払いの仕組みを持っているという事は、その販売会社が、有る程度の厳格な審査をパスしているという事です。

ネット販売で不安を感じたら、コンビニ後払いかクレジット払いを利用するのが一番。
この場合、注文者が商品を受け取った事を確認して決済が認可される様になっているからです。

ネット上のリスクは全て自分持ち。しっかりした目を養いましょう。

2005年08月26日

大豆製品のDNA調査

今朝のニュースで、大豆製品のDNA調査を大々的に行い、偽表示メーカー名を公表する。
と、言っていましたね。

食品の偽表示も目に余るけど、寝具の偽表示は◆底なし◆。

絶望的な思いに襲われる事が度々だけど、気を取り直して・・・・、前へ前へ。

あなたはどの様にお感じでしょうか?

2005年11月20日

毎朝、ウンザリの迷惑メール

毎朝、最初に店内のクライアントパソコンを立ち上げます。

そして、メールのチェックから仕事開始です。

毎日毎日、受信拒否を繰り返しても、かいくぐって流れてくる膨大な迷惑メール。

複数のメールアドレスを登録していますので、その数も半端じゃありません。

ショップを展開している以上、タイトルがお客様からかも?と、見間違うメールは開けざるを得ません。

腹立ち紛れに、一括削除していたら、重要なメールが混じっていて、『削除済み』から慌てて復活した事も度々です。

そしてあなたもご心配なさる様に、インターネットの便利さに反比例して、情報漏れや、ワンクリック詐欺ねらいの迷惑メールが増すばかり。

サイト上でお気付きかも知れませんが、以前は私もホームページ上に、お問い合わせ用のメールアドレスを記載していましたが、インターネット上を駆けめぐる、テキストデータ・アドレス収集ロボットにリストされ、名簿業者に販売されたとしか思えない程の、圧倒的な迷惑メールの殺到に懲り、現在はメールアドレスは、画像として表示しています。

今や、ホームページ上にストレートにメールアドレスを記載する事は厳禁なのです。

もし、あなたが自由閲覧出来るホームページ上に、メールアドレスをテキストデータで表示されていたら、出来るだけ早く画像データでの表示に切り替えられる事をお奨めします。
(それでも迷惑メールは無くならないかも知れませんが)

2005年12月14日

今日のTV番組『あなたは説明出来ますか?』

『卵』と『玉子』、『羽根布団』と『羽毛布団』の違い。

その道のプロであれば、あまりに当たり前の事過ぎるのでしょうか。
『羽根布団』と『羽毛布団』とは、あまりに明らかな違いがあります。

ダウンジャケットや羽根布団、羽毛布団に用いられる中綿は、全て水鳥100%の羽根か羽毛です。この水鳥から採取される羽根と羽毛を大別すると、
羽根(フェザー)
小羽根(スモールフェザー)
羽毛(ダウン)
の三種類に分類され、ダウンジャケットや寝具に用いられるのは、スモールフェザーとダウンの混合したものです。

この混合比率が、スモールフェザーが50%以上になると羽根布団。ダウンが50%以上のものを羽毛布団と称します。(ちなみに羽根枕は一般的にスモールフェザー100%です。)

一流メーカーでも、スモールフェザー比率の高いものを、保温を必要としない肌布団や夏布団には用いることがあります。が、現在世界的に問題となっている、鳥インフルエンザ騒動のように、もともと鳥の羽根は不衛生なもの。

この不衛生な羽根や羽毛の、除塵・洗浄・殺菌・防臭・抗菌処理を何処までするかにメーカーの在り方が問われます。したがって、この処理コストを吸収できないほどの安価な羽根布団を製造することは、優良トップメーカーでは、全くありません。。(逆に言えば、カタログ販売や紙上ショップの羽根布団10点セットが一万円商品は、どの様な中綿処理が施されているのでしょう。)

しかし、私がお客様から
『中綿は柔らかいのだけど、かさがない上、重くて暖かくない。』
と、相談され、布団を開いてビックリ。

かつて、噂には聞いていた『フェザーをすりつぶして綿状態にした羽毛布団と称する布団』のホコリ綿が出てきたのには、超ビックリ。

ラベルは東証上場の有名販売会社もので、お客様のおっしゃるには20万円で購入したとの事。

『棄てて!』と、叫んでそのまま帰って行かれました。
この国の商道徳は後進国以下?

『羽根布団』と『羽毛布団』との違いを説明すれば、いくらでも出来るけど、『卵』と『玉子』の違いは何なんでしょう。

孵化可能な生のものが『卵』で、ゆでたものが『玉子』なのかな??

かつてニフティフォーラムで、バンドル名を『星の玉子』と名乗っていた『タマおじさん』には真偽の程が気になります。


2006年01月03日

ネットショップでお買い上げのお客様が、実店舗を訪ねて更にお買い上げ。

『寒い冬がだいっ嫌いの私が、あの羽毛布団一枚でこの冬を過ごしているんです。』
と、昨年9月にネットで羽毛布団をご購入のK様が、こんどはお母様を誘って、実店舗を訪ねてこられました。

お母様も、
『娘があまりに感動的に言うものだから、私のが欲しくなりました。』
といいながら、お嬢さんが私のサイトで身に付けた羽毛布団のウンチクに耳を傾けておられます。

お母様がおっしゃるには、おばあさんが催眠商法会場で手を挙げて高額な金額で買ってこられた羽毛布団が余り良くなく、羽毛布団を毛嫌いしていたとの事です。

『あつものに懲りてなますを吹く。』
『悪貨が良貨を駆逐する。(悪品が良品を駆逐する。)』

いろんな言葉が浮かんできますが、残念な事ですね。

2006年01月06日

■500万円払った乗用車が、実は・・・・

ただの軽四車と知ったらあなたは?
現実にはあり得ない話です。それは車の市場価格が一般に知れ渡っているから。

しかし、羽毛布団販売の世界では、実際にとても多い事例です。
せいぜい1.5?2万円程度のダック(アヒル)ダウン羽毛布団に十数万円。

どうしてそんな値段で買う気になったのか、買った方に聞いてみると、

『安い羽毛布団は、羽毛の部屋の間仕切りが上から縫い押さえただけなので、かさが出なくて暖かくないけど、この布団は立体キルトといって、間仕切りが縦桟を入れた高級な縫い方なので、暖かいよ。』と、言われたそうです。

車のディーラーをやっている友人の言によれば、『ここ十年の車の性能向上は目を見張るモノがある。』との事ですが、羽毛布団についても、ここ十年の品質向上と価格の普及化は隔世の感があります。

■今や立体キルトの羽毛布団は、普及タイプ羽毛布団でも当たり前なのです。■

羽毛布団は、羽毛の吹き出しを防ぐ為に特別な側〈がわ〉生地を使ったり、特別な処理をしたり
しなければなりませんが、最近のキルト技術や側生地の品質向上には目を見張るモノがあります。

十年前の感覚で、販売員の言われるままに羽毛布団を買っていたら、とんでもない事に。

気を付けて下さいね。

2006年01月09日

ふとん品質表示ラベル取り替え手口の一端(その1)

安物羽毛より暖かく、アレルギーの心配も少ないと大人気のインビスタ社【7穴クォロフィル】寝具。【7穴クォロフィル】の電子顕微鏡写真ラベルを確認しながら購入される方も多い事でしょうね。

でも、販売の最前線で以前、現実にあった話。(今なお、多いかも)

ある大型量販店の寝具売り場で女性パートの方が、寝具メーカーの営業担当者に、
「今回のチラシ掲載【クォロフィル掛ふとん】は随分安いけど、【7穴クォロフィルふとん】が安く買えるようになったのね。」
寝具メーカーの担当営業者
「いぃ?え、実は店長から言われたので、私が工場長に言って安い【4穴ホロフィル掛ふとん】に【7穴クォロフィル】のラベルを付けさせたのですよ。」
と、鼻高々。
女性パートの方が、
「あなたの会社の製品だけは、私は二度と絶対売らないわ。」
と、真っ赤になって怒鳴りつけたというのです。

その日の内に、当の寝具メーカー営業担当者が、別の大型寝具専門店に行って、そこの私の大先輩社長に、事の顛末を話し、
「折角の私の善意が通じなくて、腹が立ちました。」
私の大先輩社長
「おまえと、工場長のモラルの方が余程おかしいのと違うか?」

この一連の話を大先輩社長から聴きながら、そういう寝具メーカーの製品を取り扱っている当の大先輩社長の感覚も少し疑いました。

この寝具メーカーは地方メーカーながら、小回りがきき、融通を利かせてくれる便利なメーカーとの評判で、全国的に非常に売上を伸ばしています。ただ、何か胡散臭くて私は絶対に取り扱わない事にしています。

このインビスタ社の【7穴クォロフィル】と【4穴ホロフィル】とは、電子顕微鏡で検査しないと、判らないレベルのモノですから、判る筈がないという感覚。(勿論、プロが触ってみればおかしいとは感じますが)

分かりさえしなければ、何をしてもいいという感覚のメーカーと、百数十年以上の歴史を大切に、何よりも大事な【信用】を守り続けるメーカー。

あなたはしっかり選んで下さいね。

2006年01月10日

ふとん品質表示ラベル取り替え手口の一端(その2)

ふとんの品質表示ラベルの、一部寝具メーカーによる不正取り替えについて、私には素朴な疑問がありました。

例えば、原綿供給会社インビスタ社からの【7穴クォロフィル】と【4穴ホロフィル】を、寝具メーカーが仕入れるに当たって、当然原綿量と製品ラベル枚数が矛盾しないように送られてくるはずです。

「安い中綿の製品に、上級品のラベルを付けてしまったら、上級品に付けるラベルが無くなるんじゃないの?」
と、創業150年になる優良寝具トップメーカーの商品担当者に聞いてみました。

「簡単ですよ。【7穴クォロフィル】の枕を生産すると言って、大量のラベルを取り寄せれば、余りラベルはいくらでも出来ますから。」

「・・・。」
「抜け道を考えれば、いくらでも有るモノなのですよ。」
手を染めるか染めないかは、【信用】の歴史を積み重ねるか、今しか見ないかの差だけという彼。

『天網恢々、疎にして洩らさず。』
という、いにしえの格言を信じる私は【化石】?

2006年05月30日

西川チェーン店で買った羽毛布団

「親戚の西川チェーン店で買った高級羽毛布団だから、大事に扱ってくれ!」
と、あるお客様が羽毛布団の丸洗いを依頼されました。

なぜ、親戚の布団屋さんに出されないのか疑問ではありましたが、仕事ですからお受けしてよく見ると、

ーー羽毛布団の表示ラベルに西川のメーカー名でなく、三流メーカーの名前があります。ーー

「親戚のあの店は、西川チェーン店でいいふとんしか売っていないから高かったんじゃ!」
と、持ち込まれたお客様は得意げ。

密かに(この程度の羽毛布団で自慢できないけどなー・・・。)と、思っても雰囲気的に本当のことが言える状況じゃありません。
(でも、話しぶりから結構高い金額を払わされているようです。

ふとん丸洗いは、がわ生地を取り替えるわけではなく、きれいに洗った羽毛布団をそのまま納品するわけだから、納品時のトラブルが生じることがなく、黙っておっしゃることを聞いていました。

実をいうと、これと同じ実例が非常に多いのです。

毎日、西川リビング株式会社のお客様相談センターへ殺到する苦情の電話から、ラベルを確認していただくと西川羽毛布団ではなかった。ということがとても多く、私の店の近くでも、西川羽毛布団と称して売っている羽毛布団がやはり三流製品だったと苦情が殺到し、西川が裁判を起こし、西川チェーン店を名乗ることを止めさせた事件が過去にありました。

その店は、今なおやり方を変えることなくドンドン商売をやっています。

昔流行った歌に、『骨まで愛して』というのがあり

『生きてる限りはどこまでも、だまし続けてほしかった♪。』

これもある種の消費者ニーズなのか?と、暗い気持ちになり一瞬。

でも、我が信じる道を元気よく、前へ、前へ・・・。

2006年09月30日

西川専門店向け羽毛布団と言われて買ったら

「品番を言うから、調べてほしい。」

と、いきなりお客様から問い合わせのお電話。

言われた品番を調べてみると、西川がホームセンターの***の特注品として納品したものとわかりました。

そのお客様は激怒、
『こんなことがあっていいのですか!』
買った相手に言えばいいのに、僕に言われてもどうしようもありません。

口ぶりではネットオークションでいいものが安く買えたと喜んだものの、不安になって調べて欲しかったとのこと。

実名を明かしたり、実店舗を明らかにして出品しているならともかく、バンドル名だけだと

・買って使ってみたけど気に入らないから、新品としてオークションに出品
・お店で一度買ってもらったふとんが返品となり、ネットオークションに出品

等々、単に大量在庫を処分する目的のオークション出品ならよいのですが、上の例が少なからずありそう・・・。

寝具類のオークション購入は覚悟がいるかも・・・。

これを機に、私はふとんの出品を止めることにしました。

2007年01月29日

この羽毛中綿で18万円?


『買った羽毛布団が高かったので、もったいないからリフォームして。」
と、持ってこられた羽毛の中綿を開いてみました。

開けてびっくり。色付き羽毛はともかく、ダックと思しきダウンに”ファイバー”と呼ばれる羽毛のゴミがあまりに多いのに驚きます。

優良メーカーではありえませんし、一万円もしないのではと思いますが、なんとお買いになられた金額が18万円。サイトには品質へのこだわりをうたっている、全国的な販売網を展開する、某羽毛布団販売会社のものです。

2か月前にも、近所の布団屋さんで買ったと持ち込まれた羽毛布団がそっくりのもので、こちらは8万円で買ったとのこと。

明確な羽毛評価スケールで、しっかり選択されるよう、説明努力を続けるのが、バカらしくなり空しくなる一瞬です。

でも、お客様から喜びのお声をいただく度、勇気が湧いて・・・、頑張らなきゃ!


2007年05月19日

健康寝具・偽物と本物を見分けるコツ

ひと昔前のセラミックに始まり、トルマリン、ゲルマニュウムに至るまで、健康寝具が偽物か本物かを見分けるコツが実はあるのです。

たとえば、同じトルマリン寝具が、かたや20万円、一方は5万円。又は業者によっては30万円。

金額が高い方が効果がありそうな・・・。

実は、最高金額のものが安いタイプと同程度の品質である事がしばしば。
何で見分ければいいのか、実は販売している人も区別が付かない人が多いのです。

あなただけに、その見分けるコツの一端を・・・。

セラミックにしても、トルマリンにしても、ゲルマニュウムにしても、本来寝具の主たる組成の繊維からすると、全く異質のもの。寝具の中にどのように入っているかが鍵を握ります。

寝具の中綿に粉末をパラパラと振り掛けただけでも立派なトルマリン寝具で偽寝具とは云えませんが、あまり効果を期待する事はできません。

それに対して、中綿の繊維一本一本に、豆餅のようにミクロ単位の微粉末がしっかり練り込んであったら、埃のように落ちていくことなく長期間しっかり効果を発揮してくれます。

この豆餅状態は、実はレーヨンにしかできない事が判っています。つまり、中綿組成の中に、レーヨン表示があるかないか。これが本物を見分けるコツの一端なのです。多くのものが、中綿組成:ポリエステル100%。意外と高額品に多いのです。

また、山甚はさらに一枚の寝具にトルマリンの含有量を表示して、最高度のトルマリン効果を保証しています。こんなメーカーは他にはありません。

私が、現時点でトルマリン関連寝具は山甚に限ると熱く語るのはその為です。

お金も大切、健康も大切。お金さえ出せばではなく、よりよい価値ある寝具をあなたがゲットされて、グッスリ安眠の明るい健やかライフを送られる事を、心よりお祈りしています。

2007年06月14日

警戒情報:ネオアイダーなる偽アイダー羽毛布団が氾濫

私のお店の地元・広島では、気象庁からの発表は未だですが、やっと
梅雨の様相を呈し、うっとうしい雨が降り続いています。

植木への水やりからしばらくは解放されそう・・・。


■ 安眠プラザ・公式サイトは https://www.anmin-ne.com
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■西川リビング(株)全国販売店総会開催■

四月の山甚ジンペット全国チェーン店総会に引き続き、やはり年一度
の、西川リビング全国販売店総会に参加してきました。

今年、大きな話題となったのが、悪徳訪問販売業者や、催眠商法によ
るお年寄りの高額布団押しつけ販売被害防止策として、クレジット業
者への政府の締め付けが厳しくなり、該当する業者の売り上げが激減
しているとのことでした。

この事自体はいい傾向ですが、収入が年金のみという方のクレジット
購入が難しくなっているとの事。何でもそうですが、一つの規制が直
ちに行き過ぎに繋がってしまう。難しい問題ですね。

■ネオアイダーなる偽羽毛布団の氾濫■

厳寒の北極圏に生息し、例えようもない抜群の暖かい羽毛を持つアイダー
鳥は保護鳥に指定されています。

アイスランドにおいては、メス鳥が巣作りに使用した羽毛を巣から取っ
てきて、精製し羽毛中綿原料に使用するため、アイダー羽毛布団の価格
は、今やシングル一枚百万円を下りません。

かつては、ワシントン条約の規制を受けないシベリアの草原で、捕獲し、
人工飼育したアイダー鳥から手摘み採取した羽毛を、アイスランドアイ
ダー羽毛と区別するため、ネオ・アイダー羽毛布団と名付けて、山甚が
比較的にお買い求め安い価格で販売し、どんなグース羽毛布団より比較
にならない暖かさと柔らかさで、大好評でしたが、数年以上前、飼育に
失敗し、いまアイダー鳥の羽毛は、アイスランドアイダー羽毛しか無く
なっています。

従って、山甚のネオ・アイダー羽毛布団は姿を消し、当店でも見本的に
と思って確保していた数量まで売り尽くし、いまおそらく全国でも、こ
のネオ・アイダー羽毛布団は皆無の筈。

ところが、いまアイダー羽毛とは似ても似つかぬ『ネオアイダー』なる
羽毛布団が大流行をしていると言うのです。

しかも、それが大型のマザーグースから、十分な成熟させた絡み合いの
あるダウンを手摘み採取したモノならともかく、安物ダウンを特殊な機
械を通して、ダウンボールの外辺を全て枝毛状態にし、ダウン同士が絡
み合うように加工した品を『ネオアイダー羽毛布団』と称して、高額に
販売しているというのです。

勿論、優良メーカーは取り扱うはずが無く、このブログをお読みのあな
たが、被害に遭うわけはないのですが、周囲の無智の人に注意を呼びか
けましょう。

それにしても、技術国日本、何でも出来るのか知りませんが、技術の発
揮の仕方を間違えているのでは・・・・。

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