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鞆の鯛網

江戸時代へタイムスリップしたかのような鞆町の通り
古代より、歴史の舞台にしばしば登場する、福山市鞆町。 江戸時代の風情を今に伝える町並みの、保存か開発かで揺れに揺れています。

※画像クリックで拡大写真


  鞆沖の小島・弁天島


奈良時代に訪れた朝鮮使節がその絶景を讃えた、阿伏兎観音堂


  漁の安全と大漁を祈って舞う乙姫

又、この5月には、古くから鞆の浦の漁師達によって伝えられてきた、伝統漁法による観光鯛網が毎年おこなわれます。地元市民にとって、有る事は知っていても実際に見る事の少ない、この鞆の浦の観光鯛網を仲間達と見学に行ってきました。






  引き上げた網の鯛は、直ちに現地即売に


一匹千五百円で販売した漁師さんの手には
千円札の束が。

裏話を明かせば、この観光鯛網は毎年赤字続きなのです。

鯛網見学はともかくとして、鞆の町並みの史跡探索は、意外な発見が多く、満足度抜群ですよ。

鞆の港は、手漕ぎ帆船だった時代に瀬戸内海を航行する船にとって、強い潮の流れを利用して航行する為の潮待ち中継港として、江戸時代までには非常に栄え、歴史にしばしば登場します。

奈良時代には万葉集にも歌われ、足利義昭の鞆幕府跡や、山中鹿之助の首実検後、心ある人によって手厚く葬られた首塚。
有名な安国寺恵瓊の寺。
幕末時代、勤王の公家七卿が身を隠した屋敷。坂本龍馬のいろは丸転覆後、我が国最初の国際法に則った海難交渉がおこなわれた旅館などなど。

一日歩き回って、丁度いいウォーキングコースですよ。

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2006年05月30日 22:31に投稿されたエントリーのページです。

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