「今更、『困っちゃうな♪』なんて聞かされたくない。」
と、断っていた山本リンダの芸能生活40周年記念コンサート。
車を運転する人が都合が悪くなったと代役を頼んできました。
仕方なしに数人の“おばさん”達を乗せて会場に。
コンサートが始まって、ステージの見事さにビックリ。
以前、テレビで超有名な女優でもあり、歌手でもある、○○○○○さんのステージを最前列で見た時、ステージ衣装に身を固めた枠腹の肉が何段か盛り上がっているのを見て、夢が破れるからもう昔の歌手のステージは見に行かない。と、誘われても断り続けていたのです。
元々有名な彼女の肢体のプロポーションの見事さもさることながら、デビュー当時の歌からは想像も出来ない歌のうまさ、その歌唱力にすっかり魅せられてしまいました。
客席を握手して回るリンダのサービス精神も含め、ステージの見事さに、若者にも人気の“ステージの女王”と呼ばれる意味が分かった気がします。
彼女曰く、
「デビュー曲がヒットしたのは良かったけど、『あの舌っ足らずの歌は歌手と呼べるものじゃない。』と、ボロクソにマスコミに書かれて、すっかり落ち込んでいたのを母が『いいじゃないの。一曲一曲、歌と一緒にゆっくり成長していこうよ。』と励ましてくれて、以来40年が経ちました。」
本物をめざし続けて、40年。
たゆまぬ積み重ねの先にのみ崩れざる自己を築く事が出来る。
ステージの感動と共に、人としての生き方に思いをはせた一夜となりました。
でも、ボクの目の前で握手を飛ばしていったのは、少し“・・・・・”
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