難しい字が出てきました。
でもわたしは、この『自彊』という字を小学校の時ずぅ?と書かされていたのです。
だって、卒業した小学校が『自彊小学校』という学校名でした。
よくまぁ、こんな難しい字を小学校低学年から書かせていたものですよね。
地元の古老に聞くと、なにか明治の初期の開校で由緒ある学校だったそうです。
だったというのは、今は既に行政合併でかなり以前廃校になってしまったからです。
いまだに、何かの拍子に口から出てくる自彊小学校の校歌
♪♪♪
??前略??
望みも高く 聡(さと)すらく
心を磨き 身を練りて
眼(まなこ)を四方(よも)に放つべく
自彊不息(じきょうやまざる)人となれ
大学出たての若い先生が、
「この小学校では『山猿な人になれ』と校歌で歌っている。」
と、馬鹿にして言った事が今でも忘れられません。
ところが今から二?三年前、私が生きる支えとまで尊敬する人生の大師匠のスピーチに、この『自彊不息』という言葉が出てきたのです。
それは私のこれまでの認識を一変させるお話だったのです。
この言葉は、中国の古典『易経』と言う書物に出てくる言葉で、今や大発展を続ける中国の最先端科学を支える上海大学で、なんと校是としてこの言葉が額に入れられて、学長室に飾ってあるのだそうです。
それからはこの『自彊不息(たゆまざるセルフアップデート)』が、私の座右の銘となりました。
それにしても、明治時代の人は小学生に難しい字を覚えさせていたものですね。(私が化石に思えてきた。)