2006年1月アーカイブ

わたしが自彊小学校に通っていた頃、父の経営する会社でセールス兼運転手として勤めていた、ある若者の口癖。

『六法全書を読むのが面白くてしょうがない。』

何故って、

『ここに書いてない事は、何をしても罪にならないんだから。』

『・・・・。』

その後、その若者の不正と売上金持ち逃げが因となって、父の会社は倒産しました。(帳簿がいい加減だったので事件にはなりませんでした。??昔の話です。)

その後の彼は、罪にならない同様の事件(?)を繰り返し、その後地方では有名な大実業家(?)になり、文字通りの“お城”を建てました。

が、若くして肝臓ガンになり、家中を転げ転げ回って苦しみながら死んだとの事です。

その彼が生前建てた“お城”は、相続人が相続税と固定資産税が払えないからと、取り壊してしまいました。

■彼の一生は何だったのか?■

これがわたしの”トラウマ”かも・・・。

>>「抜け道を考えれば、いくらでも有るモノなのですよ。」
>>手を染めるか染めないかは、【信用】の歴史を積み重ねるか、
>>今しか見ないかの差だけ・・・

でも、
『千年大切に育てた”かるかや”の大平原もひとつの火で灰になる。』
との、先哲の教えもあります。

ライブドアの元役員も、死ななくてもよかったのに・・・。

>>分かりさえしなければ、何をしてもいいという感覚のメーカーと、
>>百数十年以上の歴史を大切に、何よりも大事な【信用】を守り続
>>けるメーカー。

あなたはしっかり選んで下さいね。

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ワタシが入社したての頃(随分前に脱サラしましたが)、将来の不安と希望、目の前の仕事のストレスが交錯する毎日に、夜、寝付けない日が続きました。

ある夜も寝付けず、翌朝の仕事を考えながらイライラしていた時、意を決して
『こうなったら、このまま布団の中で夜明けまで起きていよう。』
と、思った途端、寝ていました。

それからは不思議に事に、いつでもどんなところでも、横になったら”バタンキュ”。

今の毎日のストレスは、当時とは比べものにならない大きさだけど、朝方までまどろんでも眠れないと言う人に、ワタシが言う口癖は、

『あしたはあした、今はとりあえず、寝よ!』

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難しい字が出てきました。

でもわたしは、この『自彊』という字を小学校の時ずぅ?と書かされていたのです。
だって、卒業した小学校が『自彊小学校』という学校名でした。
よくまぁ、こんな難しい字を小学校低学年から書かせていたものですよね。

地元の古老に聞くと、なにか明治の初期の開校で由緒ある学校だったそうです。
だったというのは、今は既に行政合併でかなり以前廃校になってしまったからです。

いまだに、何かの拍子に口から出てくる自彊小学校の校歌
♪♪♪
??前略??
望みも高く 聡(さと)すらく
心を磨き 身を練りて
眼(まなこ)を四方(よも)に放つべく
自彊不息(じきょうやまざる)人となれ

大学出たての若い先生が、
「この小学校では『山猿な人になれ』と校歌で歌っている。」
と、馬鹿にして言った事が今でも忘れられません。

ところが今から二?三年前、私が生きる支えとまで尊敬する人生の大師匠のスピーチに、この『自彊不息』という言葉が出てきたのです。

それは私のこれまでの認識を一変させるお話だったのです。

この言葉は、中国の古典『易経』と言う書物に出てくる言葉で、今や大発展を続ける中国の最先端科学を支える上海大学で、なんと校是としてこの言葉が額に入れられて、学長室に飾ってあるのだそうです。

それからはこの『自彊不息(たゆまざるセルフアップデート)』が、私の座右の銘となりました。

それにしても、明治時代の人は小学生に難しい字を覚えさせていたものですね。(私が化石に思えてきた。)

●接して洩らさず。● ではないですよ。

どちらも何の事か判りませんよね。

後者は江戸時代の学者、貝原益軒の『養生訓』の一節だったと記憶していますが、違ったかな。ご存知の方教えて下さい。

確か長生きの秘訣を説いたモノだったと記憶しています。

冒頭の
■天網恢々、粗にして洩らさず。■
とは、この世で悪事をはたらく人間を捕まえる天(神様?)の網は、非常に粗くて悪人がくぐり抜け放題に見えるけど、最終的には全ての悪人を洩らさず捕まえる。

という教えと聞かされました。

最近の耐震強度偽装問題も思い浮かびますが、過去においても金力・権力の権勢の限りをつくし、社会を裏から牛耳ってきた人達の悪事が、明るみに出た末路の悲惨さが、これまでにもどれ程ニュースを飾った事でしょう。

『自分さえ良ければ、今さえ良ければ。』
との発想が恥ずかしく感じる社会になって欲しいですね。

ふとんの品質表示ラベルの、一部寝具メーカーによる不正取り替えについて、私には素朴な疑問がありました。

例えば、原綿供給会社インビスタ社からの【7穴クォロフィル】と【4穴ホロフィル】を、寝具メーカーが仕入れるに当たって、当然原綿量と製品ラベル枚数が矛盾しないように送られてくるはずです。

「安い中綿の製品に、上級品のラベルを付けてしまったら、上級品に付けるラベルが無くなるんじゃないの?」
と、創業150年になる優良寝具トップメーカーの商品担当者に聞いてみました。

「簡単ですよ。【7穴クォロフィル】の枕を生産すると言って、大量のラベルを取り寄せれば、余りラベルはいくらでも出来ますから。」

「・・・。」
「抜け道を考えれば、いくらでも有るモノなのですよ。」
手を染めるか染めないかは、【信用】の歴史を積み重ねるか、今しか見ないかの差だけという彼。

『天網恢々、疎にして洩らさず。』
という、いにしえの格言を信じる私は【化石】?

安物羽毛より暖かく、アレルギーの心配も少ないと大人気のインビスタ社【7穴クォロフィル】寝具。【7穴クォロフィル】の電子顕微鏡写真ラベルを確認しながら購入される方も多い事でしょうね。

でも、販売の最前線で以前、現実にあった話。(今なお、多いかも)

ある大型量販店の寝具売り場で女性パートの方が、寝具メーカーの営業担当者に、
「今回のチラシ掲載【クォロフィル掛ふとん】は随分安いけど、【7穴クォロフィルふとん】が安く買えるようになったのね。」
寝具メーカーの担当営業者
「いぃ?え、実は店長から言われたので、私が工場長に言って安い【4穴ホロフィル掛ふとん】に【7穴クォロフィル】のラベルを付けさせたのですよ。」
と、鼻高々。
女性パートの方が、
「あなたの会社の製品だけは、私は二度と絶対売らないわ。」
と、真っ赤になって怒鳴りつけたというのです。

その日の内に、当の寝具メーカー営業担当者が、別の大型寝具専門店に行って、そこの私の大先輩社長に、事の顛末を話し、
「折角の私の善意が通じなくて、腹が立ちました。」
私の大先輩社長
「おまえと、工場長のモラルの方が余程おかしいのと違うか?」

この一連の話を大先輩社長から聴きながら、そういう寝具メーカーの製品を取り扱っている当の大先輩社長の感覚も少し疑いました。

この寝具メーカーは地方メーカーながら、小回りがきき、融通を利かせてくれる便利なメーカーとの評判で、全国的に非常に売上を伸ばしています。ただ、何か胡散臭くて私は絶対に取り扱わない事にしています。

このインビスタ社の【7穴クォロフィル】と【4穴ホロフィル】とは、電子顕微鏡で検査しないと、判らないレベルのモノですから、判る筈がないという感覚。(勿論、プロが触ってみればおかしいとは感じますが)

分かりさえしなければ、何をしてもいいという感覚のメーカーと、百数十年以上の歴史を大切に、何よりも大事な【信用】を守り続けるメーカー。

あなたはしっかり選んで下さいね。

『枕元にタマネギを置いて寝ると、よく眠れる。』
と、おっしゃった方がありました。

実は、タマネギには”グルコキニン”という成分が多く含まれており、この”グルコキニン”が神経を鎮め血糖値を下げる効用と併せて、タマネギにやはり多く含まれている”ポリフェノール”の抗酸化作用が血流を良くし、体を温めてくれ、心地よい眠りをもたらしてくれるのです。

効果的な利用法として、やはり”ポリフェノール”を多く含む赤ワインに、スライスしたタマネギを1日以上漬け込んだ、タマネギワインを寝酒として飲むと効果的です。

これは実は、『ぐっすり眠る37の方法』という本に書かれてあった内容で、試すべく赤ワインを買って来るのですが、タマネギを漬け込む前にワインを飲んでしまって、私の場合タマネギなしのワインで寝てしまっています。

ただの軽四車と知ったらあなたは?
現実にはあり得ない話です。それは車の市場価格が一般に知れ渡っているから。

しかし、羽毛布団販売の世界では、実際にとても多い事例です。
せいぜい1.5?2万円程度のダック(アヒル)ダウン羽毛布団に十数万円。

どうしてそんな値段で買う気になったのか、買った方に聞いてみると、

『安い羽毛布団は、羽毛の部屋の間仕切りが上から縫い押さえただけなので、かさが出なくて暖かくないけど、この布団は立体キルトといって、間仕切りが縦桟を入れた高級な縫い方なので、暖かいよ。』と、言われたそうです。

車のディーラーをやっている友人の言によれば、『ここ十年の車の性能向上は目を見張るモノがある。』との事ですが、羽毛布団についても、ここ十年の品質向上と価格の普及化は隔世の感があります。

■今や立体キルトの羽毛布団は、普及タイプ羽毛布団でも当たり前なのです。■

羽毛布団は、羽毛の吹き出しを防ぐ為に特別な側〈がわ〉生地を使ったり、特別な処理をしたり
しなければなりませんが、最近のキルト技術や側生地の品質向上には目を見張るモノがあります。

十年前の感覚で、販売員の言われるままに羽毛布団を買っていたら、とんでもない事に。

気を付けて下さいね。

昨年までは、三が日の内必ず郵便配達の方が来ない日がありました。
民営化を目指し、郵便局が変わりつつあるのでしょうか?

あなたは今日は仕事始め?
私たち小売店には、お正月はありません。
初売りは3日からですが、準備や整理、やり残した仕事の片づけをやっていると、年中休日なしです。

なんだか、ぼやきに聞こえますね。

羽毛布団の寿命は?』

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今日店頭で羽毛布団お買い上げの、若い男性の質問。

羽毛布団の寿命は?』

こんな難しい質問はありません。
かつて、
羽毛布団が一生モノなんて、錯覚だといわれた。』
と、ご相談を受けました。

『寿命が5年のモノもあれば、一生モノもある。』
と、いうのが正しい答えです。

それは、羽毛布団の品質グレードによって想像以上の差が出るからです。
外見だけでは、決して判らないのが羽毛布団のグレード比較。

寿命がせいぜい5年程度の、たいして暖かくない羽毛布団に、10万円以上払わないようにしましょうね。

『寒い冬がだいっ嫌いの私が、あの羽毛布団一枚でこの冬を過ごしているんです。』
と、昨年9月にネットで羽毛布団をご購入のK様が、こんどはお母様を誘って、実店舗を訪ねてこられました。

お母様も、
『娘があまりに感動的に言うものだから、私のが欲しくなりました。』
といいながら、お嬢さんが私のサイトで身に付けた羽毛布団のウンチクに耳を傾けておられます。

お母様がおっしゃるには、おばあさんが催眠商法会場で手を挙げて高額な金額で買ってこられた羽毛布団が余り良くなく、羽毛布団を毛嫌いしていたとの事です。

『あつものに懲りてなますを吹く。』
『悪貨が良貨を駆逐する。(悪品が良品を駆逐する。)』

いろんな言葉が浮かんできますが、残念な事ですね。

大先輩の実業家の多くが、異口同音に言われる古い格言。

軽四車の約半分のシェアーが有るといわれるスズキのディーラーで、販売台数日本一を継続し続けるS社が私の店の近くにあります。

私も昵懇の社長の佐々木氏は、戦後小さなオートバイ店から今や全国指折りのカーディーラを築き上げた敏腕実業家です。

この大先輩の佐々木氏が十数年前、自らの半生の体験に併せてご自身の知人達(例えば、全国有数の運送会社・福山通運の創業者渋谷さんとか、紳士服売上日本一といわれる「洋服の青山」の創業者青山五郎さんなど)の体験を、近代日本の歴史と景気循環を重ね合わせて執筆・出版され、全国的にも当時多大な反響を呼んだ、『経営羅針盤』の中の主要なテーマが、実は冒頭の格言なのです。

社会の景気変動の波を的確に表す言葉
『戌亥の借金、辰巳で返せ。』

つまり、先人達の体に染みついた景気循環の波は、十二支の戌年を起点に景気回復が始まって、辰巳で頂点となっているのだそうです。

この格言通りに設備投資と返済を繰り返し、事業規模をドンドン拡大していった典型的な例が、先に挙げた経営者達なのだそうです。

昨年末に始まった、株価の回復がこれからの広範囲な景気回復の先行指標である事を切に祈っています。

あなたとあなたのご家族にとって、2006年が幸多き年である事を心よりお祈り申し上げます。


私の座右の銘は
『自彊不息』(じきょうやまず)たゆまぬセルフアップデートと、
『井の中の蛙、大海を知らず。されど天の深きを知る。』
広い世間を知らなくても、今自分のいる場所で、真剣に思索を巡らせば、宇宙の真理を悟る事が出来るという教えだそうです。

■今いる場所で、愚直なまでも真剣に!■

そうすれば、我が人生の意義も分かる時がきっと来るに違いない。

その思いで、今年も全力疾走!

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