羽毛ふとんを選ぶ基準として、ダウン比率がよく比較されますが、このダウン比率、どの程度参考になるとあなたはお考えでしょうか?
西川をはじめとする、優良トップメーカーでは最近92%、93%などの中途半端な数値が目立ってきています。これに対して、一般のメーカーでは90%,95%といった表示になっています。
この点はどう受け止めたらよいのでしょう。
JISをはじめ、日羽協の規格には、5%刻みの規格が定められており、またこれにはあなたもよくご存知のように少し誤差が認められています。
プラス・マイナス5%の誤差です。
つまり、ダウン95%の表示品でも、ダウン90%は合格品なのです。
これを一般メーカーは逆手にとって、最初から90%の品を95%表示する事が当たり前になってきています。マイナス5%が有るわけですから、95%表示品が85%だったという事は、あまりに多い実例なのです。
これを、見分けるには、専門機関で再検査するしかなく、見ただけではプロでも絶対に見分けはつきませんので、一般メーカーはやりたい放題なのです。
これに対して、優良トップメーカーでは、ダウン表示比率を最低保障数値にしています。
もう充分お分かりと思いますが、一般メーカーのダウン比率95%羽毛より、優良トップメーカーの92%羽毛の方が、はるかに上質品になっているのです。
羽毛ふとんの購入頻度がそんなにあるわけではなく、羽毛ふとん選びのチェック基準を口を酸っぱく言っていても、なかなか目にされる方も少なく、認識不足から「購入して後から分かって失敗した。』との声をよく聞かされます。
長々と書き述べましたが、今後のあなたの羽毛ふとん選びの一助となれば幸いです。昨年、6月に楽天ブログで取り上げたテーマを、再編集して再掲載しました。